感染への反応の乱れから臓器障害へ
- 肺・尿路・腹部・皮膚などに感染
- 免疫・血管・凝固などの調節が乱れる
- 肺・腎・脳などの機能が急に悪化する
観察へ:感染症状だけでなく、普段と違う反応、呼吸数、酸素需要、尿量を確認。菌血症と敗血症は同じ意味ではない。
救急
敗血症は、感染に対する体の反応が乱れ、生命を脅かす臓器障害を生じる状態。感染の場所と、新しく悪化した意識・呼吸・循環・腎機能を一緒に捉える。血液培養が陽性になることや高熱が出ることを待たず、疑った変化を共有する。
検査値は代表的な変化。全例に共通する診断基準ではなく、病期・治療・併存症で変わる。
観察へ:感染症状だけでなく、普段と違う反応、呼吸数、酸素需要、尿量を確認。菌血症と敗血症は同じ意味ではない。
観察へ:血圧の回復だけで改善としない。意識・皮膚・尿量・乳酸と、輸液後の呼吸悪化を合わせて追う。
成人を中心とする模式図。局所感染から臓器障害への関係と、循環障害が強い敗血症性ショックを分けて示す。必ず順番どおりに進む病期図ではない。
治療開始後に臓器機能・灌流が改善し、抗菌薬・感染源への対応と監視計画が明確。
次の行動:症状・検査・投与条件を同じ時系列で追う。解熱だけで監視を緩めない。
感染治療中の改善が乏しい、尿量や酸素需要が変化、薬剤副作用や感染源残存が疑われる。
次の行動:直近との比較、投与実績、培養・感受性と処置状況を共有。新しい臓器障害は緊急評価へ。
感染が疑われ、新しい意識・呼吸・循環の悪化や急速な尿量低下がある。ショック・けいれん・重い呼吸不全。
次の行動:応援要請、ABC・血糖、酸素・モニターと治療物品を準備。スコアや検査結果がそろうまで待たない。
緊急度の目安。施設の急変対応基準・個別指示を優先し、数値だけで経過観察を決めない。
感染源候補と新しい臓器機能の変化を伝える。qSOFAが低いことだけで除外しない。SOFAは臓器障害を整理する評価法で、採血がそろうまで対応を待たず、施設の急変手順につなぐ。
意識・呼吸・灌流を確認し、転倒・誤嚥を予防。循環不良で歩かせず、呼吸と循環に合う体位を選びモニターを準備。
指示で血液培養2セット以上と感染部位の検体を、可能なら抗菌薬前に採取。採取困難を直ちに共有し治療開始を遅らせない。採取・投与時点を記録。
アレルギーの具体的な反応、腎機能、最終投与、薬剤・溶解液・速度・配合を確認。指示どおり実際に投与されたかまで確認する。
膿瘍・閉塞・感染デバイスなどの評価に必要な情報を集める。ドレナージ・手術・デバイス対応の指示を確認し、移送と処置後監視を準備。
輸液量、昇圧薬の濃度・速度、意識・皮膚・尿量・乳酸を並べる。肺うっ血など過負荷を確認し、追加輸液の必要性を再評価。
安定度に合わせた栄養・活動、せん妄・睡眠・皮膚のケアを組み合わせる。デバイスの必要性と退院後の生活支援をチームで見直す。
低灌流と治療反応の補助指標。
組み合わせ・推移:肝での処理低下や薬剤等でも上昇する。正常値だけで除外せず、意識・皮膚・尿量と推移を合わせる。
原因微生物と感受性を調べる。
組み合わせ・推移:陰性でも否定できず、陽性でも汚染の可能性がある。採取部位・セット・抗菌薬前後と臨床像を照合。
凝固障害などの手がかり。
組み合わせ・推移:低下には複数の原因がある。出血・凝固検査と経時変化を評価。
腎機能の変化を評価。
組み合わせ・推移:普段の値・時間尿量を併用。投薬や循環の前後を比較。
炎症反応の経過を評価。
組み合わせ・推移:感染を単独で確定できず、変化に時間差もある。臓器機能・感染源と経過を合わせる。
免疫反応や血球減少を評価。
組み合わせ・推移:増加しない例や低下する例もある。分画・免疫抑制・投薬、臓器障害を合わせて判断。
呼吸と酸塩基の状態を評価。
組み合わせ・推移:酸素・換気条件と採血時点を記録し、呼吸数・努力呼吸・意識の変化と照合する。単一の値だけで改善とせず、治療前後の推移を見る。
肝の臓器障害を評価する指標の一つ。
組み合わせ・推移:元の肝障害と前回値を確認し、新たな変化かを共有する。単独で敗血症を判断せず、感染とほかの臓器機能の変化を合わせる。
凝固異常を評価する検査。
組み合わせ・推移:出血部位・量、血小板と検査の推移、抗血栓薬の投与条件を照合する。検査異常だけでDICと決めず、原因の評価につなぐ。
感染に伴い体の働きが悪くなっている可能性があり、感染の治療と臓器を支える治療を同時に行うと短く伝える。
退院後も疲労・眠れなさ・集中しにくさ等が残る場合がある。無理に元の活動へ戻さず、困り事を相談して支援につなぐ。
感染症状が悪化し、息苦しさ・意識の変化・強い脱力が出たら速やかに助けを求める。創の管理、手指衛生、薬と受診予定を確認する。
CQ1の定義・培養、CQ2の抗菌薬開始・選択、CQ3の蘇生に関する推奨を確認。各治療の詳細条件は個別評価・施設手順で確認。
CQ1-2・1-3:臓器障害の推移とスクリーニングの限界。CQ5-1・5-2:凝固異常とDIC類似病態の鑑別。個別の検査値だけで診断を断定しない。
2026年8月更新。感染部位と症状、緊急性。
2025年9月更新。退院後の身体・心理面の困り事、段階的な活動と相談。
既存の製剤詳細リンクの添文で、禁忌・適応を確認。表示版は2023年9月改訂。全症例への一律投与や一律期間を示すものではない。
資料確認:2026年9月15日。看護観察・報告は資料の病態とリスクを基に学習用へ整理したもの。施設の手順・個別指示に合わせて使う。
看護学習用の概念図。実際の形・大きさ・診断所見を再現した図ではない。
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