感染予防内容・リンク確認:2026年8月31日

基本の感染対策

感染経路を想像し、手指衛生・個人防護具・環境整備を組み合わせるための学習ノート。

このページは、新人看護師が学んだ内容を自分なりに整理した学習記録。実際のケアや判断では、患者の状態、所属施設のマニュアル、感染管理担当者の指示を優先する。

標準予防策と感染経路別予防策

必要な場合に追加する感染経路別予防策
  • 接触
  • 飛沫
  • 空気
すべての患者・すべてのケアの土台標準予防策

標準予防策は、感染症が判明している患者だけに行うものではない。血液・体液などを感染の可能性があるものとして扱い、ケアの内容と曝露の可能性に応じて対策を選ぶ。

接触感染

患者や周囲の物品に触れて運ばれる

代表的な例

  • MRSAなどの薬剤耐性菌
  • ノロウイルス感染症
  • クロストリディオイデス・ディフィシル感染症
  • 疥癬

主な対策手指衛生、手袋・ガウン、患者周囲の環境整備

飛沫感染

咳や会話などのしぶきで届く

代表的な例

  • インフルエンザ
  • 百日咳
  • 流行性耳下腺炎・風疹
  • 髄膜炎菌感染症

主な対策サージカルマスク、必要に応じた目の防護、患者配置

空気感染

細かな粒子が空気中を漂う

代表的な例

  • 肺結核・喉頭結核
  • 麻疹
  • 水痘
  • 播種性帯状疱疹

主な対策N95等の呼吸用防護具、適切な換気・病室管理

感染経路別予防策は、標準予防策の代わりではなく追加して行う。診断確定前でも感染症が疑われる段階から開始する場合がある。水痘・播種性帯状疱疹では空気予防策と接触予防策を併用するなど、複数の経路へ対策が必要な感染症もある。適用・解除は施設の手順を確認する。

手指衛生

流水と石けん

目に見える汚れがある

  • 血液・体液などで汚れている
  • トイレのあと
  • 施設が流水手洗いを指定する場面

汚れと微生物を洗い流す

アルコール擦式消毒

目に見える汚れがない

  • 多くの臨床場面で第一選択
  • 必要量を手全体に広げる
  • 乾くまで擦り込む

短時間で多くの微生物を減らす

見落としやすい場所

  • 指先・爪
  • 親指
  • 指の間
  • 手の甲
  • 手首

手指衛生の5つのタイミング

  1. 患者に触れる前
  2. 清潔・無菌操作の前
  3. 体液に曝露した可能性のあと
  4. 患者に触れたあと
  5. 患者周囲に触れたあと

個人防護具

予想される曝露から選ぶ
  • 手に触れる可能性がある:手袋
  • 衣服や皮膚が汚染される可能性がある:ガウン
  • 鼻や口へ飛散する可能性がある:マスク・呼吸用防護具
  • 目へ飛散する可能性がある:ゴーグル・フェイスシールド

着ける順番

  1. 手指衛生
  2. ガウン
  3. マスク・N95等
  4. 目の防護
  5. 手袋

外す順番

  1. 手袋
  2. ガウン
  3. 手指衛生
  4. 目の防護
  5. マスク・N95等
  6. 手指衛生

外側は汚染している前提で、手袋の外側やガウンの前面・袖に素手で触れない。外す順番や場所は、防護具の種類と施設手順によって異なる。

感染性廃棄物の分類

感染性廃棄物は、形状に合う容器へ使用場所で分ける。以下は環境省マニュアルのバイオハザード表示色。実際の容器と分別は施設の表示を確認する。

液状・泥状

血液など、液状または泥状のもの

固形状

血液が付着したガーゼなど

鋭利なもの

注射針など、貫通のおそれがあるもの

  • 使用場所ですぐ廃棄持ち歩く距離を増やさない
  • 押し込まない満杯になる前に容器を交換
  • 迷ったら確認施設の分別表を確認

詳しい感染対策

疾患別の対応、詳しい手順、根拠の整理は、別サイト「ICG」にまとめる予定。

ICGは準備中

出典

学習用の整理。実際の感染対策は、所属施設の最新版マニュアルと感染管理担当者の指示を優先する。